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映画散歩

シネマでしゃべろ 十人十色、それぞれのイチオシは?

色々考えないで自分だったらどうする?とイメージして見て欲しい「東京島」

桐野夏生氏小説の映画化。無人島に1人の女性と多くの男性。そんな舞台で物語は始まる。女性が1人、と聞いてエロティシズムが思い浮かぶが、もちろんエッセンスとしてはあるものの、それがメインになってはいない。

何も無い島で、際だつエルメスはとても鮮やかな色で印象的だが、「エルメスよりも豚肉」と、人間の本性が現れた時に感じる正直な思いは、ブランド志向はびこる現代社会への皮肉が込められているようだ。

ストーリーは、主人公の清子(木村多江)の、「生きたい、この島から脱出したい」という思いと、たった1人しかいない女性であるという強みを最大限に生かしていく、という決意を、上手に表現している。

登場人物は様々だが、中でも自分だけを信じ群れないワタナベ(窪塚洋介)、清子と周りの間に入るオラガ(柄本佑)には独特の雰囲気があり、出演シーンでは何かが起こるのではと感じさせる。彼らの発する言葉、言動には注意しては。彼らの存在が、ちょっとあり得ないこの映画を引き締まった作品にさせている。

ただ、これだけ情報化が進んでいる中で、無人島なんてあるのか?何十年も気づかれないなんてあるか?なんて疑問を抱いてはダメ。そんな事があるんだ!と思って楽しんで見てみよう。きっと自分自身がそうなったら、どうしよう…って考えてるから。

まあ、物語の終盤はちょっと無理ヤリ感があるが、全体的には楽しめるエンターテインメント作品になっている。

●8月28日(土)全国ロードショー

2010年06月16日
アーリー
東京島
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