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映画散歩

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ドラマとオペラの華麗なる融合「ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い」

モーツァルトの傑作オペラとして名高い《ドン・ジョヴァンニ》。その誕生の秘密を、台本作家であるロレンツォ・ダ・ポンテを中心に描いた、華やかで知的興奮に満ちた映画です。

神父でありながら放蕩(ほうとう)生活がもとで、ヴェネツィアを追われたロレンツォ・ダ・ポンテは、新天地ウィーンでモーツァルトに出会い、オペラの台本を任されます。ダ・ポンテが《フィガロの結婚》に続いて選んだ題材は、稀代の色男“ドン・ジョヴァンニ(ドン・ファン)伝説”でした。ダ・ポンテは《ドン・ジョヴァンニ》に自らの恋愛経験を反映させることで、新たなドン・ファン像をつくりあげようと考えます。モーツァルトもダ・ポンテの紡ぐ物語に引き込まれ、身を削って作曲に没頭していきます。ダ・ポンテが運命の女性と思いを募らせるアンネッタとの恋の行方とオペラ《ドン・ジョヴァンニ》は、果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか。

本作の見どころは、本物の歌手を起用した華麗なオペラシーンと、ダ・ポンテ、モーツァルト、カサノヴァ、サリエリといった多彩な登場人物たちが織りなすドラマが一体となっていることです。その融合は《ドン・ジョヴァンニ》誕生の瞬間へと見事に結実していきます。

現実の人物がいつの間にか《ドン・ジョヴァンニ》の登場人物へと変わってしまう場面があります。ダ・ポンテがモーツァルトにオペラの冒頭を語りだす場面では、同時に《ドン・ジョヴァンニ》の序曲が流れ、ダ・ポンテ扮するドン・ジョヴァンニがドンナ・アンナの寝室に忍び込みます。また別のシーンではダ・ポンテに袖にされた歌手フェラレーゼが、ドンナ・エルヴィラとなってドン・ジョヴァンニへの恋の恨みを歌いあげます。

まさに現実と虚構を自由に行き来する、夢のような物語が展開されるのです。

監督はスペインの巨匠カルロス・サウラ。三度のアカデミー賞に輝く撮影監督ヴィットリオ・ストラーロと共に、18世紀のヴェネツィアとウィーンを独創的に甦(よみがえ)らせ、すべてのシーンを絵画のような美しさで彩りました。

もちろん《ドン・ジョヴァンニ》、《フィガロの結婚》といったモーツァルトのオペラシーンもふんだんに盛り込まれ、ヴィヴァルディ、バッハなどの楽曲も使用されていることから、音楽映画としても存分に楽しめます。

「ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い」はドラマとオペラの魅力が味わえる、贅沢(ぜいたく)な映画です。

(ドン・ジョヴァンニ 宣伝担当)

●4月10日よりBunkamuraル・シネマ、銀座テアトルシネマほか全国順次ロードショー

2010年04月06日
ドン・ジョヴァンニ
映画配給および宣伝各社の担当
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