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映画散歩

シネマでしゃべろ 十人十色、それぞれのイチオシは?

シャーロック・ホームズ ~名探偵、腕におぼえあり

シルクハットにフロック・コート、ステッキを片手に、相棒のワトソン医師と数々の難事件を解決。英国のアーサー・コナン・ドイルが作り出した名探偵ホームズを知らない人はいないだろう。日本ではジェレミー・ブレットが演じたTVシリーズが有名だが、あの鋭い眼光、端正な顔立ちのジェントルマンのイメージが強いと、ガイ・リッチー監督の映画「シャーロック・ホームズ」は、少々面食らうかもしれない。

ロバート・ダウニーJr.扮するホームズのファッションは、紳士というよりはどこかボヘミアン風でだらしない。労働者階級の集まるパブでは、素手のボクシングに参戦、巨男をノックダウンする。感情表現が豊かでどちらかというと悪ガキ風。一方のジュード・ロウ演じるワトソン医師は、スマートにスーツを着こなし、冷静沈着。しかもホームズに負けず劣らずの男前。思わずどちらがホームズ?と聞きたくなる。
かなり斬新なホームズ&ワトソンだが、このキャスティングはなかなか魅力的。従来のイメージにとらわれずに観(み)ることをお勧めしたい。
本作でホームズが挑むのは、黒魔術を操るブラックウッド卿(マーク・ストロング)。若い女性を狙った連続殺人犯である彼は、ホームズの協力を得たロンドン警視庁により逮捕、処刑となる。しかし、これはさらなる恐怖の始まりにすぎなかった。ワトソン医師が死を確認し、埋葬したはずのブラックウッド卿の墓場からは別人の死体がみつかり、ロンドンでは怪事件が続く。
ストーリーは、ドイル作ではなく映画用のオリジナル。謎解きミステリーとしては正直物足りなさも否めない。一方でリッチー版のホームズの売りはアクションだ。スロー・モーションを用いた格闘シーンでは、ホームズの分析力を視覚的に見せるなど、映像面での遊び心もある。闘いの舞台も大型船の建設作業ドッグや未完成のタワーブリッジと迫力満点。そしてたたみかけるように訪れる窮地。名探偵も頭脳だけでは生き残れないのだ。

☆3月12日より丸の内ルーブルほか全国ロードショー

2010年01月27日
シャーロック・ホームズ
近藤深雪
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