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映画散歩

シネマでしゃべろ 十人十色、それぞれのイチオシは?

老人よ、大志を抱け! ~カールじいさんの空飛ぶ家

世界初の長編CGアニメーション「トイ・ストーリー」以降、「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」などヒットを連発した米ピクサー・アニメーション・スタジオの記念すべき10作目「カールじいさんの空飛ぶ家」の主役は、御年78歳の頑固じいさんだ。

食パンのように四角い顔に黒ぶち眼鏡のカールじいさんがとにかくチャーミング。ちょっぴり偏屈だがロマンチストで、亡き愛妻エリーとの思い出が詰まった家で静かに暮らしている。そんなある日、大切な我が家が取り壊しの危機に直面。そこで彼は奇策にうってでる。なんと長年住み慣れた家にびっしり風船をつけて、大空に舞い上がるのだ。

真っ青な空に赤、青、紫、黄色とカラフルな風船につるされた家がぽっかり。そして眼下に広がる緑のジャングル。色づかいが鮮やかで楽しい。しかし、見どころはそれだけではない。ビジュアルや単なるキャラの可愛さではなく、独創的なストーリー展開が大人も惹(ひ)きつけるピクサー・マジック。詳しくは映画館でのお楽しみだが、招かれざる旅の友とともに繰り広げられるカールじいさんの冒険は、驚きと笑いの連続となる。

 もうひとつ本作で特筆すべきは、冒頭のカールとエリーの結婚生活をつづったモンタージュ・シーン。夢と希望に満ちた若かりし日々から老いて死が2人を分かつまでの年月が、スライドショーのようにセリフなしで音楽とともにつづられる。人生の喜び、悲しみがギュッと凝縮され、心がじんわりする珠玉のシーンだ。

ワクワクさせられ、驚き、そしてホロリ。観客が映画に求めるあらゆるエッセンスがピクサーアニメには詰まっている。それが多くのファンを魅了してやまない。

125日より公開中

2009年12月07日
カールじいさんの空飛ぶ家
近藤深雪
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