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映画散歩

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ビートルズ世代向け? 「ゴールデンスランバー」

 <首相暗殺犯に仕立てられた無実の男の大逃亡劇!>と言われたら、なんとも面白そうではありませんか。主演は「篤姫」の徳川家定役でおなじみの堺雅人さん。さっそく観(み)に行って参りました。

 宅配便ドライバーの青柳(堺雅人)は、かつて偶然アイドルを暴漢から守ったヒーローとして知られていました。青柳が大学時代の友人・森田(吉岡秀隆)に釣りに誘われ待ち合わせ場所に行くと、森田はどこかおかしい様子。すると突然、青柳と森田の乗る車の後方で、爆発音が。その日パレードを行っていた首相が、何者かによって暗殺されたのです。「お前は首相暗殺犯に仕立てられる。ぶざまな姿をさらしてもいいから、逃げろ!」と森田に言われ、なにがなんだか分からぬまま青柳は逃亡を始めました。

 杜の都・仙台市内を、2日に渡ってとにかく逃げるストーリー。道中では、元恋人の晴子(竹内結子)や、後輩のカズ劇団ひとりが逃亡の手助けをしてくれます。追いかける警察側には佐々木(香川照之)。最後はマスコミを利用しての大逃亡劇となるわけですが……。

 冒頭のシーンは、主人公同様、なにがなんだか巻き込まれていく感覚が観ていて楽しいです。いったいどうして、誰がなんのためにこんなことを仕掛けたのかワクワク・ワクワク。けれど、<誰がどうして>やったのかが全然見えてこないので、途中からは、鬼の出てこない鬼ごっこを延々見せられているような感じです。

<誰がどうして>の部分はどうでもよくて、得体(えたい)の知れない存在に追いかけられる恐怖を描いているのかも知れませんが、鬼気迫る光景はあまり出てきません。もちろん映画だから仕方ないのだけれど、あまりにも都合のよいタイミングで都合の良い人たちが登場しすぎるので、釈然としませんでした。

 ミュージシャン・斉藤和義さんがはじめて全編監督したという音楽は、すごくかっこよかったです。斉藤和義さんのサウンドに乗せて仙台市内を走る姿は疾走感がありました。

 映画タイトルの「ゴールデンスランバー」は、ビートルズが解散直前に作った曲名からとったもの。ビートルズに思い入れがあれば、映画ももっと楽しめたのかも知れません。

2009年12月01日
ゴールデンスランバー
乾貴美子
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