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映画散歩

シネマでしゃべろ 十人十色、それぞれのイチオシは?

筋肉ムキムキ、おバカなブラッド・ピットに注目!~バーン・アフター・リーディング

ジョン・マルコビッチ、フランシス・マクドーマンド、ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、そしてブラッド・ピット……。さて、この中で、あなたが名前を聞いたことがある俳優は、何人いるだろう? 映画好きの人なら、もちろん全員。たとえ劇場で見る映画本数が年間ひとけたのあなたでも、1、2人は耳にしたことがあるだろう。すべて、名だたる国際映画祭で受賞、またはノミネート歴のある名優たちだ。

この5人が一堂に会するクライム・コメディー。なんともぜいたくな話だが、これまた賞レースの常連、コーエン兄弟のプロジェクトと言えば納得だ。

物語は、ワシントンのとあるフィットネスクラブで発見された、1枚のCD-ROMに端を発する。そこに書き込まれていたのは、CIAのトップ・シークレット情報。クラブの従業員のチャド(ブラッド・ピット)と同僚のリンダ(フランシス・マクドーマンド)は、一獲千金のチャンスと、よからぬ計画をたくらむ。一方、持主のケイティ(ティルダ・スウィントン)は、元CIA局員のオズボーン(ジョン・マルコビッチ)の妻。現在、財務省の役人ハリー(ジョージ・クルーニー)と不倫中の彼女は、自分のなくしものに気づいていない。

どの人物もひと癖どころか、二癖も三癖もある。クライム・コメディーは、コーエン兄弟の十八番。最初から最後まで、怒濤の勢いで話は展開し、毒のあるユーモアの連続だ。ここで、キャストの1人ブラッド・ピットに注目したい。彼が演じるのは、体を鍛えることにしか興味のない、ノータリンな若者。なんともマヌケだが、愛すべきキャラクターとなっているから、お見事だ。顔面パンチをうけて「ひどい!」と半ベソをかく。鼻血をだらだらたらして、ティッシュを突っ込んだブラッド・ピットなんてそう見られるものではない。

金髪で青い瞳の美少年、ロバート・レッドフォードの再来とし、「リバー・ランズ・スルー・イット」(1992)で、一躍スターになった彼も45歳。「ベンジャミン・バトン数奇な人生」で今年のアカデミー賞で主演男優賞にノミネーションされるも、惜しくも受賞は逃した。とかく賞レースにからみ、シリアスなドラマのほうが注目されがちだが、本作品での彼の演技は絶妙だ。肩の力のぬけたおバカな演技で、ビラッド・ピットは役者としての幅を広げている。

★4月24日全国ロードショー

2009年03月25日
バーン・アフター・リーディング
近藤深雪
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