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映画散歩

シネマでしゃべろ 十人十色、それぞれのイチオシは?

晴れ晴れした気持ち ~ヘアスプレー

 「ヘアスプレー」を見終えた後の気持ちは実に晴れ晴れ。格差社会、成果主義など我々を取り巻く環境は厳しく、暗い社会の中にいる。特にサラリーマンは、嫌な上司にごちゃごちゃ言われ、周りの難しい人間関係に疲れている人も多いだろう。そんな人にはお勧めの作品だ。元気に、楽しい気持ちになれる。

 約20年前に映画化され、その後ブロードウェーでも公演されている「ヘアスプレー」。ミュージカルは先日、日本での公演も行われた。日本での公演は最後の「ユー・キャン・ストップ・ザ・ビート」で、観客が総立ちとなり、音楽に合わせて踊っていた。おとなしい日本人でさえ、乗せてしまうその魅力は一体なんだろう。

 それは、「楽しい」の一言に尽きる。ストーリーとしては、人種差別など1960年代のアメリカの暗い要素が含まれているのだが、全てを吹き飛ばしてしまう主人公トレーシーの前向きで明るい性格は、音楽と合わせ見ているものを楽しい気持ちにさせる。ストーリーは分かりやすく、難しい要素はない。

 「グッドモーニング・ボルティモア」で始まった時には感じなかった人でも、最後の「ユー・キャン・ストップ・ザ・ビート」を聞く頃には、楽しい気持ちになり、踊り出したくなる。ミュージカルの映画化は最近多く、日本では、本年春に公開された「ドリーム・ガールズ」、アカデミー賞を獲得した「シカゴ」などヒット作が多い。個人的には、最近のミュージカル映画の中で、一番楽しい作品だと思う。

 映画は、ジョン・トラボルタ演じるエドナの迫力、オーディションで選ばれた主人公トレーシー役のニッキー・ブロンスキーの弾ける笑顔が印象的だ。1960年代のボルティモアを舞台に、題名の通り、ヘアスプレーのカラフルな色、ノリの良いダンスミュージックから、聞かせるソウルミュージックまで飽きさせない音楽、全てが上手く調和してあっという間の2時間だ。また、今回の映画には小さな仕掛けもある、それは、ミスターピンキー役のジェリー・ステイラーだ。彼は20年前のオリジナル作品では、父親役のウィルバー役で登場していたのである。オーディションで主人公トレーシーを選ぶ、母親役のエドナは男性俳優が演じるという点が前作と同じということもこだわっている。

 くどいが、毎日に疲れている人は是非「ヘアスプレー」を見て元気になってもらいたい。きっと元気になれる。

(どらく編集部・映画担当M)

2007年09月10日
どらく編集部映画担当
ヘアスプレー
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